【読書感想文】数学的に考える力をつける本

引きこもる日々も良くないと思い、日本橋や秋葉原を散歩して本を買いました。

その名も、「数学的に考える力をつける本」。見て即決で買いました。

普段の業務やブログでの自分の文章にまとまりないことを自覚し、上司から「伝える力が弱い」言われてしまったことを地味に気にしていたので、

きちんと人に自分の気持ちを伝える力を身に着けるべく、購入した次第です。

早速読んだので読んだ感想をまとめます。



  1. 数学は論理コトバを使う学問
  2. 当たり前だけど面倒なフレームワーク
  3. カギはフレームワークの先にあるフィードバック


数学は論理コトバを使う学問である

数学とは、とある問題や主張に対して「構造把握」をし、自らの「論証」を数字や計算といった「論理コトバ」で「説明」する学問とのこと。

その考え方を日々に生かせば「わかっているのに説明できない症候群」、つまり物事の構造を把握し他人にわかりやすく説明することができないという症状を改善できるとのこと。


「わかっているのに説明できない症候群」、まさに私のことでした。過去のブログを見ればお分かりの通り、かなり思ったままに言葉を書き連ね5W1Hもままならないありさまです。


私のための本では?!と思い読み進めた結果、その解決策とは要するに「構造把握(話す内容の目的とその整理する)」と「論証(ストーリーの組み立て)」という工程をしゃべる前にやれ、という基本的な話でした。

ただ、これって些細ですぐできることなようでいて、毎日ランニングするのと同じくらい面倒に感じるんですよね(人間は動物の本能的に疲れることを嫌いため、新しいことを面倒くさがるらしいですがそれと同じ原理なんですかね)。

だから、普段はこの考え方について自分だけだと逃げがちになってしまいます。こうして他人から別視点でお説教されると目新しくてモチベーションが上がる気がします。それだけでもこの本を買った価値があったと思います。

特に、数学というアプローチからの話は自分からなかなか考えない話だったので新鮮でした。



当たり前だけど面倒なフレームワーク

ただ、この本が提示してくれた考え方というのは全てに共通する当たり前のことだと思います。絵でも、英語でも、考えてみれば「構造把握」「論証」というのはアウトプットの前に発生する作業です。

だから「こんなの当たり前やろ!」「時間の無駄したわ~」ではなく、日常の中にこのフレームワークを取り入れていけば色んな行動の質を上げていくことができると思いました。


しかしながら、このフレームワークの定着は私の場合なかなか長い道のりになるかもしれません。

なぜなら、面倒くさがりだからです。

この「説明」と呼ばれる部分で使用するツールが自分の好きな方法でないと面倒臭さを吹き飛ばすほどのモチベーションがわかず、適当に投げ出してしまうのが私の常なのです…。


カギはフレームワークの先にあるフィードバック

この本を通じて、私は2つのことに気づかされました。

  • イラストという名の「説明」ツールが好きだということ
  • 仕事やコミュニケーションでは面倒くさがって投げ出す「構造把握・論証」も、イラストを描くときだけはフレームワークを使うことを耐えられている(そもそもイラストって、このフレームワークがないと崩壊しますしね…)。

つまり、説明ツールやその他もろもろ、「構造把握・論証」の先にモチベーションがわくフィードバックがあると、この考える作業の習慣化のカギになるのかもと気づきました。



とはいえ、仕事のプレゼンの先に楽しみなんて…今のところ全くわかないんだよなあ。

ただ、「伝える力が弱い」と上司から説教されてしまった身としては、問題解決のためにぜひこのフレームワークは取り入れていきたいところです。

そのため、まずは「構造把握」「論証」「説明」の先にある何かに楽しみを見いだしたいと思います。そしたらこのフレームワークも苦にせず、仕事の中でいかしていけそうです…。



そのほか、読みたい本をメモではっておきます。汚い人間の欲望まるだし。

気持ちだけはやるき茶屋

イラストまじりのくだらぬブログです。

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